よくあるご質問

Q1.炭酸泉ってなんですか?

お湯の中に二酸化炭素(炭酸ガス)が溶け込んだ温泉です。

 1000PPM以上(お湯1リットル当たりに炭酸ガスが1000mg以上溶けている)が療養泉として認められており、昔から様々な治療に使われておりました。ドイツでは健康保険も適用されるほどです。
 しかし、炭酸泉は時間が経つと炭酸ガスが気化し輸送できないので、炭酸泉温泉地に出向かないと体験出来ない状態です。又、活火山国の日本では、源泉の温度が高いため地上に出てくるまでの間に炭酸泉が湧き出る温泉は数箇所しかありません。
 それに加え、低温でしか安定しない炭酸泉は温度が高いところでも36度しかなく、熱い風呂が好きな日本人の好みではなかったようです。
 しかし、近年炭酸泉の効果に注目した医師たらの要望で人工炭酸泉が開発され、医療の分野で活躍し多くの実績をあげております。最近では家庭用も開発され、いつでもご家庭で炭酸泉に入浴できるようになりました。

Q2.炭酸泉って何にいいの?

血液の循環がよくなることが一番です

 炭酸ガスに含まれる炭酸ガスは、ヨーロッパでは昔から医療に用いられています。
 ヨーロッパの人々は一般的に肉を好む食生活のため、動脈硬化、そして心臓発作を引き起こすことが多く、そのリハビリに炭酸泉浴が重用されたといいます。
 炭酸泉浴を行うと、皮膚に近い毛細血管や細動脈に炭酸ガスがしみ込んでいき、酸素欠乏だと勘違いした体は、もっと酸素を運んでくるように毛細血管を広げ、血液の循環がよくなるこれが炭酸泉が体に好影響を与えてくれるおもなメカニズムです。

①血液促進による効能

 血液の循環がよくなることにより、動脈硬化や心臓病など循環器系疾患の症状が緩和されるほか、糖尿病、神経痛・リウマチの疼痛緩和、冷え性・高血圧・肩凝りや血行障害の改善など、幅広い効能が報告されています。

②皮膚への直接の効能

 血流悪化により皮膚の状態が悪くなった場合などは、炭酸泉入浴を1回30分、週5回の入浴を4週間続けて、皮膚組織の酸素の圧力が上昇したという結果も出ているようです。(※効果には個人差があります)

③皮膚への吸収

 炭酸泉に入浴すると、細かい泡が肌の表面に付着するイメージをお持ちですが、、この泡は、気泡が溶けずに残った炭酸ガスです。この泡は人体に吸収されません。
 人体に吸収される二酸化炭素は完全にお湯に溶け込んでいないと人体に吸収されません。
皮膚から吸収されると、血管を拡張させ血流をよくします。その結果、末梢神経、毛細血管が刺激され、皮膚疾患の改善に役立つのです。さらに炭酸ガスは筋肉に吸収されるというデータも示されてきていて、トレーニンク終了後に炭酸泉入浴をするスポーツ選手も増加中です。

④心臓に負担をかけない

 心臓に負担をかけずに血液の循環をよくすることができることから、ドイツでは炭酸泉は「心臓の湯」とも呼ばれています。

炭酸泉の効果のメカニズム

  1. ①炭酸泉内の炭酸ガス(重炭酸イオン)が皮膚を浸透し、体内に入っていきます

  2. ②炭酸ガス(重炭酸イオン)は
    皮膚を浸透する非常に小さな分子で、
    簡単に皮膚内を通過し、
    毛細血管内に入ってきます

  3. ③毛細血管は、進入してきた
    炭酸ガス(重炭酸イオン)を
    老廃物とみなし、洗い流そうとします

  4. ④進入してきた炭酸ガス(重炭酸イオン)を洗い流すため、血管を広げ、酸素を多く送り込みます。

  5. ⑤酸素が多く送られることにより、血流を活性化します。

Q3.二酸化炭素(炭酸ガス)は危なくないの?

 溶解効率の悪い装置では浴室内に炭酸ガスが溜まり、さらに濃度が高くなれば危険なももあるようです。しかし、残念なことにメーカー各社では、連続使用時の安全性の確認を取らない、又は取ったとしても公表しないメーカーがほとんどです。
 なかには自社試験で厳しいテストを行い、危険性を含め安全性を実証している装置もありますので、確認する事が必要です。健康になるために、危険を伴うのであれば意味がありません。購入される時は安全性に対して十分に考慮された装置をお選びください。

Q4.スーパー銭湯に行けばいいんじゃないの?

 最近ではスーパー銭湯でも数多く見られるようになりました。スーパー銭湯もたまにはいいですよね。
広々として温泉に行った気分が味わえます、決して否定はしません。しかし、炭酸泉の効果という点では月とスッポンです。
最近の原油高で燃料費が高騰している中で、営業していくためには、炭酸ガス代を節約するしかありません。
 そうです、濃度が薄いのです。浴槽内が1.000PPMの所は全国探しても、まずありません。スーパー銭湯は炭酸泉をうたい集客できればそれでいいのです。あなたが健康になることが目的ではないからです。その結果、効果がないのです。
 しかも、不特定多数の人が入浴するので、細菌が繁殖しやすくなり、殺菌のために大量の塩素や薬剤が入っています。
否定はしませんが、これだけは言わせてください、 「ご自分や、家族のためだけにつくる純粋な炭酸泉は、全然効果が違います!」

Q5.炭酸ガス入浴剤でいいんじゃない?

 これも、前の質問と同じ事で、濃度が違います。入浴剤一個で約50PPMの濃度になります。
何十個と入れても300PPM位にしかなりません。決して否定はしませんが、何十個も入れるとお湯がドローツとしてきます。
お分かりと思いますが、薬剤で炭酸泉を作っているからなんです。もし、体に有害な成分が入っていたらどうしますか?
 最近では経皮毒といって皮膚から吸収された成分が体に蓄積し害をもたらすことが大きく取り上げられています。 私はとても入浴する気になりません。
よく考えて見れば、薬を入れてシュワ一っとなり、成分が全て消えてなくなるなんてありえませんから。 その点、炭酸ガスを直接溶解する炭酸泉は安心です。炭酸ガスが全部気化した後は、ただの水に戻るだけですから安心です。健康になるために副作用があってはなりません。